リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

ショーン・ペンが、普通の人のようで少々おかしな人をうまく演じている。
ある意味純愛が故の犯罪に走るタクシー・ドライバーにおけるロバート・デ・ニーロが正気と狂気の挟間を演じているのに通じる感じ。
こちらのショーン・ペンは自分は至って普通のつもりなのに、接する人は皆、異常さを感じてしまう。
全篇を通じて象徴的にテレビに流れるニクソンの映像。
そしてそれはやがてショーン・ペンの怒りの対象となってしまう。
しかし、うまいですね。